南無阿弥陀佛

Nan Man Dabu
Templo Hongwanji de
Mogi das Cruzes
Rua Padre Albino Bareta, 01 - Parque da Varinhas Mog das Cruzes, SP - Brasil CEP08753-340
Tel.:(11)4799-0530
47654975000105

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喪主として葬儀や法事を行う方へ

目次

1. 葬儀や法事の準備と手続き

- 葬儀の進行手順:

- 地元の葬儀会社へ連絡をしてください。

病院、市役所、必要であれば警察署等関係機関と連絡を取り合い埋葬時間を決めてください。

- 葬儀や法事の際の僧侶の手配:

葬儀や法事を寺院以外で行う場合は僧侶の送迎について確認をしてください。
読経の時間は通常だと45分程度ですが葬儀は出棺の約1時間前を目安に始めます。
寺院で実施する場合は送迎は不要です。

準備する物

机2台・・・読経と焼香用に各1つ
椅子1つ・・・僧侶の読経用に1つ
香炉1つ
故人の生前の写真(写真立てを含む)
ロウソク 8本入り等を1パック
線香 一箱
マッチ 一箱
お供物 花や果物等 

- 供物の選び方:

日本の文化では羊羹や落雁といった砂糖を多く使った加工食品をお供えするのが一般的です。
腐りやすい物や日持ちしない食物は虫が近寄ってきやすいので避けましょう。
水やアルコール類をお供えする際は缶や瓶の開栓していないものを用いましょう。
※水は不要です…神道の様式です。
※茶碗の米に箸は立てません。…死者の国のものを差別し遠ざけるための失礼な作法で本願寺では行いません。
※線香を立てて備えると落ちた灰によって周囲が汚れます。台上を綺麗に保ってください。

2. 法事の進行手順

寺院等の予約

日程に余裕を持って寺院へ法事の予約をする。必要であれば御斎のための部屋も予約する。

当日の準備

当日は開始時間の少し前に寺院へ到着して位牌、お供物、写真、お布施等を僧侶へ渡す。
法事の時間は通常だと40分程度。
親族代表者は最後にお礼の挨拶をする。

法事の後の食事について

御斎や香典返しがあれば事前に準備し適宜案内や配布をする。
御斎は家族の持ち寄り、弁当、Buffetを適宜準備する。
熨斗紙等の準備は香典返しの購入時や寺院へ確認してください。

会館の使用について

当院は総会でSalaoの使用料金についての取り決めを行いました。

会館の使用料について

門徒の方
0~50人 R$150,00
50~100人 R$200,00
100~150人 R$250,00
150~200人 R$300,00

外部の方
0~50人 R$250,00
50~100人 R$3000,00
100~150人 R$350,00
150~200人 R$400,00

Buffetについて

外部のbuffetを頼む場合はbuffetからも使用料を払っていただいています。
主にSalaoの維持管理費として重要なことなのでご協力お願いします。
buffetのSalao使用料は部屋の使用のみです。
冷蔵保温設備、ガス、水道、ごみ袋、机に掛ける布等は含まれませんのでbuffet側で準備していただきます。 buffetの会館使用料はbuffetの売り上げの5%です。

上記をご理解いただきましてSalaoの使用をお申込みください。
◆Buffet Osaki Tel:(11)99844-8418
◆Buffet RosaTel:(11)4748-1159
◆Fernando Culinaria OrientalTel:(11)98353-0999

この方たちが当寺院に慣れていて便利です。

3. 香典の受け取りと管理

- 香典の受け取り方:

焼香台に参列者からの香典を置いてもらうための箱等があるといいでしょう。

- 安全性の配慮:

残念ながら盗難の可能性もあるので親族等の信用できる方に管理や監視を頼みましょう。

4. 参列者への案内と配慮

- 椅子の準備

年配者にはなるべく椅子に座っていただくようにしましょう。

- 焼香台の場所について

準備した焼香用の机は故人の足元付近か入口近くへ置きましょう。

5. 位牌について

- 位牌の作成依頼:

位牌の作成には以下の情報が必要です。
命日
名前(日本語の名前があれば漢字も)
満年齢

値段: R$100,00

- 位牌の受け取りに関して:

基本的に完成までには一週間以上の日数を頂いています。
名前の漢字等をご家族に調べていただく時間も考慮しています。
葬儀の時に注文だけして受け取りは次の法事の時等になります。

6. 葬儀や法事の終了と後処理

- 葬儀の後には:

頂いた香典はリストを作って49日の案内に活用してください。
葬儀の後は通常だと初七日の儀式がありますが、1週間後に再度儀式を行なうのが難しい場合は49日の儀式だけでも問題ありません。
葬儀
前日の通夜、葬儀、埋葬
・中陰
初七日、二七日、三七日、、、四十九日忌
※葬儀と初七日は儀式の種類が異なるので同日に行わないでください。

7. 悲しみと喪失感への向き合い方

- 喪主の義務:

葬儀の際は悲しみと向き合いつつも故人の人生最後の儀式を無事に終わらせることができるように全力で準備しましょう。
最も避けるべきことはここで「何か」をやり残して自分の心の中に後悔の念を残してしまうことです。
悲しい気持ちとの向き合い方を自己流で行うと、迷信が含まれてしまう場合もあります。
正式な聖職者(寺院の僧侶)等へ気持ちを話してみてください。
また儀式の際の法話には大切な心構えが含まれているのでできればしっかりと聞いてください。

8. お布施の支払いについて

- 金額に関して:

ブラジルにおける本願寺では葬儀および法事は1サラーリオミニモを目安として儀式の費用としています。
正確な内訳の提示は難しくお寺によっても異なりますが、例えば葬儀の際は葬儀専用の読経、仏具、焼香、炭、位牌の木、法名代、浄書代、事務手数料等として定められた手順で行うための費用が含まれています。
ただ、法律上は寄付扱いになるので値段としての拘束力はありません。

- 最後に:

ご家族の故人への想いや社会的地位等を考慮しつつ金額や支払い方法に希望があれば僧侶までご相談ください。
あくまでも昔からの習慣として家族が故人へのせめても の供養として捧げるものです。
その後の追善供養(初七日、四十九日、1周忌、3回忌、13回忌、17回忌、23回忌等)は必要があれば自分たちで行うべき大切な儀式です。
お寺で行ってもいいですし、自宅でご自分たちで行っても問題ありません。
その場合も前もって法要のお布施だけでなくお供え物や法要で使うお香、本尊さまの供養にかかる費用等を考えてしっかりと計画を立ててください。
現代は法要に限らず欧米の文化の影響から故人がいなくなった後の生活もかなり忙しくなることが多いかと思います。
時間が許す限り故人の供養に力を入れてあげてください。